賃貸で2年に1度訪れる「更新」。賃貸借契約の更新時には、同時に火災保険の更新もする必要がありますが、火災保険を自分で契約することにより不動産会社で更新するよりも保険料が安くなるケースもあります。
賃貸住宅の更新時には必ず火災保険を見直そう
一般的に賃貸の保険は入居時に不動産会社で加入することがほとんどで、保険料や補償内容などをあまり吟味せずに入ってしまうことが多いため、必要以上の保険に加入しているケースも考えられます。賃貸の更新時期(多くは2年毎)に、自分に必要な補償をしっかり吟味することによって保険料が安くなったりすることもあるので、更新時には必ず保険を見直すようにしましょう。
火災保険料を安くするためのポイント
賃貸の火災保険料を安くするためにはいくつかのポイントがあります。
必要な補償額をしっかりと見積もる
保険は補償額が大きいほど保険料が高くなります。自分が所有している家財(衣服、家具、家電など)がどのくらいの金額になるのかをしっかり見積もることによって、適切な額の家財補償に修正することができます。不動産会社で加入するにせよ、他の保険会社に切り替えるにせよ、補償額を正確に見積もることによって、保険料を下げられる可能性があります。
インターネットのダイレクト保険を検討してみる
最近ではインターネットで加入できる火災保険も増えてきました。インターネットでは不動産会社の店頭で加入するよりも、より細かい補償額の設定できるので、特に一人暮らしなどあまり家財を持たない方にとっては、大幅に保険料を下げられる可能性があります。また、クレジットカードやコンビニでの支払いができますので利便性が向上したりポイントが貯められたりすることもあります。
保険を切り替えるときの注意点
更新時に他の保険会社に切り替える場合には次のような点に注意しましょう。
保険開始日に注意し、無保険期間をつくらないこと
保険を切り替える場合、新しい保険の開始日は、現在の保険の終了日に合わせるようにしましょう。終了日と開始日の間に空白期間(無保険期間)があると、その間に万一の事故が発生した場合にはすべて自己負担となってしまい非常に危険です。
不動産会社に保険証券のコピーを提出すること
多くの賃貸住宅では火災保険への加入が義務づけられています。他の保険会社に切り替えた場合でも、不動産会社(物件の管理会社)には保険に加入していることを報告する意味で、保険証券のコピーを提出しておきましょう。
まとめ
- 更新時に保険を見直すことによって、保険料が安くなる可能性がある
- 保険を見直すときには所有する家財に合わせて補償額をしっかり見積もる
- インターネットで加入できる火災保険は保険料が安くなることが多い
- 保険を切り替える場合には、保険の空白期間をつくらないように注意