覚えておいて！賃貸住宅で事故が起きた時の初期対応【漏水編】

2018/2/8 賃貸住宅の事故についての基礎知識

当社において、賃貸の火災（家財）保険の対象となる事故で最も多いのが「水漏れ」です。排水管の詰まりや給水ホース外れなどで水漏れした場合には、慌てず次のように対処してください。

まず水を止める

水漏れしている箇所を見つけたらまず水道の蛇口を閉めて水を止めましょう。蛇口を閉めても止まらない場合には、室内の止水栓を止めます。キッチンや洗面台などではシンク下の収納スペースに止水栓があることが多く、主に時計回りに回すことによって水を止めることができます。室内に止水栓がない時は、室内に引き込まれている給水栓を止めます。マンションであれば廊下のパイプスペースなどに水道のメーターが設置されているので、主にハンドルを時計回りに回して止めることができます。万一に備えて水道メーターの位置は確認しておきましょう。

タオル、シーツなどで水を拭き取る

水が止まったら、大きめのタオルやシーツで水を拭き取ります。水が階下に回らないようにできるだけ短時間で拭き取るようにしましょう。

階下の住人と不動産会社に連絡

階下の住人さんに、水漏れがなかったかどうかを確認しましょう。階下に被害があった場合には誠意をもってお詫びしてください。
また物件を管理している不動産会社に連絡し、その後の対応について確認してください。

保険会社に連絡

初期対応が落ち着いたら、速やかに保険会社にご連絡ください。
・発生日時
・事故の場所、内容
・被害状況
・保険証券番号
などを聞かれますので、手元に用意しておくとよいでしょう。多くの保険会社では24時間受付をおこなっています。万一の場合に備えて保険会社の連絡先と証券番号などは分かりやすい場所に貼っておくとよいでしょう。
保険金の請求については、保険会社の担当者からの指示にしたがってください。