賃貸住宅で事故が起こった場合の対処法【空き巣・盗難編】

賃貸住宅で保険の支払い対象となった事故で、漏水、破損・汚損に次ぎ第3位にランクインするのが「盗難」事故です(2017年 当社実績)。空き巣や盗難に遭ってしまったときにはどのように対処したらいいのか知っておきましょう。

空き巣に入られた!まずは冷静に室内の安全確認を

家を開けたら、部屋の中がめちゃくちゃにされてた。そんな時には動揺してしまって何をしたらいいのかわからなくなってしまいます。しかし一番にしなければいけないのは自分自身の安全を確保することです。
空き巣に入られた場合には、まだ室内や周辺に犯人がいる可能性がありますので、まずは慎重に室内を確認しましょう。室内に入ることに危険を感じたら、外に出てできるだけ人通りのある場所から110番通報し、警察が到着するまで外で待ちましょう。

安全が確認できたら、ただちに警察に連絡を

室内の安全が確認できたら、ただちに110番通報してください。この際、室内外のモノにはできるだけ触れず、現在の状況をそのまま保存しておくようにしてください。犯人の侵入経路を特定するための指紋や足跡などが残されている可能性もあります。
警察が到着し現場検証が終わったら、被害届の提出を行います。被害届を提出する際に、相手の警察官の所属・名前、届け出番号などを控えておきましょう。後々の問い合わせ等がスムーズになります。

物件の管理会社と保険会社に連絡し、被害状況を確認

警察の現場検証が終わるとだいぶ気持ちも落ち着いてくるでしょう。
そのタイミングで物件の管理会社と保険会社に連絡をしてください。もしガラスや鍵が破損している場合には、管理会社に修理の依頼をします。緊急を要する場合には一旦費用を立て替えて、入居者自身で手配しても構いません。盗難による損害であれば保険支払の対象になります。
また、このタイミングで被害状況を確認しましょう。何が盗まれたのか、いくらくらいの被害があったのかを保険金の請求時にまとめる必要がありますので、書き出しておくとよいでしょう。もしキャッシュカード、クレジットカードなどが盗まれた場合には、銀行やカード会社への連絡もすぐに行います。

まとめ

  1. 空き巣に入られた場合は、慎重に室内の確認を
  2. 安全確認ができたら、ただちに警察に連絡し被害届を提出
  3. 物件の管理会社と保険会社に連絡
  4. カード類の盗難があった場合には銀行等への連絡も忘れずに