賃貸の火災保険の保険金請求方法と請求期限とは

賃貸住宅を借りるときには火災保険への加入が義務づけられることがほとんどですが、いざ事故が発生したときの対応方法や手順を理解している方は少ないようです。せっかく保険に入っていても請求漏れなどで補償を受けられなくなるケースもありますので、しっかり押さえておきましょう。

事故が起こったらまず保険会社に連絡を

火災保険のうち家財補償の対象となるのは主に火事、水漏れなどの不測の事故、台風、水害、落雷などの自然災害、盗難などです。またうっかり壁や窓ガラスなどを破損してしまった場合や、水漏れなどで他の部屋の住人に損害を与えてしまった場合なども対象になる可能性があります。
このような事故が発生した際には、できるだけ早く保険会社に連絡して事故の発生状況を報告し保険の対象になるかどうかを確認しましょう。
また、破損箇所や損害の程度が確認できるよう、修理前に写真を撮っておくことも重要です。

火災保険の請求手順と期限とは?

保険会社に連絡の上、保険金請求の対象になることが分かったら保険金請求の手続きに入ります。保険金を請求できるのは原則として契約上の「被保険者」です。
保険会社から所定の用紙が送られてくるので、必要書類や写真などを添付して請求を行います。その他の添付書類として、修理費用の見積書や警察による証明書などが必要になる場合もありますのでしっかり確認しておきましょう。
また、保険金請求には期限があります。当社の賃貸入居者総合保険「ハッピーワン」では、
損害が発生した日(賠償責任保険金は賠償額が確定した日)の翌日から起算して3年を経過すると時効により保険金請求ができなくなります。

請求から保険金の支払いまではどのくらいかかるの?

保険金の請求が完了すると、保険会社は一定期間内に事故の状況や損害額、保険金の支払額等を精査し、保険金の支払いを行います。当社「ハッピーワン」では、原則として請求完了からその日を含めて30日以内に保険金を支払うこととしています。(ただし、専門機関の捜査や鑑定を要する場合等はそれ以上の日数を要する場合もあります。)
あくまでも保険金の支払いは保険会社の承認が必要となりますので、必ずしも請求額全額が支払われるとは限りません。

まとめ

  1. 事故が発生したらまず保険会社に連絡を
  2. 写真や必要書類も忘れずに確認しよう
  3. 請求は出来るだけ早く。時効により請求権が消滅することも
  4. 請求完了から支払いまでは原則30日以内
  5. 必ずしも請求額全額が支払われるわけではない

※本記事の詳細については「ハッピーワン」保険約款をご確認ください。