賃貸住宅ではどんな事故が多いの? 2019年版 保険事故ランキング

賃貸住宅では火災、漏水、盗難など様々な事故のリスクがありますが、どんな事故が多いのでしょうか?2018年の当社実績をもとに、賃貸住宅で起こりやすい事故と保険での支払額を調べてみました。

2018年に最も多かった事故は「破損・汚損」

2018年に当社が保険金の支払いを行った事故で最も多かったのは「破損・汚損」で、全体の約3割となりました。破損・汚損とは、居室(借用戸室)内にある家財や、窓ガラスや壁、床などを何らかの理由により破損したり汚してしまったりした事故を言います。自分自身の家財であれば家財補償、建物など家主の所有物ならば借家人賠償責任補償、他人の所有物なら個人賠償責任補償の対象になります。
2番目に多かったのは「漏水」で、全体の約2割となっています。漏水は洗濯機のホース外れや給排水管の老朽化などによって発生しますが、自室だけでなく階下の住人にも被害が及ぶことも多いので損害額が大きくなります。
※ご加入のコースや事故原因により補償の内容は異なります。


※2018年当社実績

支払い保険金の最高額は800万円を超える

次に事故により支払われる保険金はいくらくらいになるのでしょうか。事故別に見てみましょう。
平均支払い額として1位は「火災」で1件あたり92万円。2位が「水災」で76万円となっています。3位は「対人」で65万円ですが、これは何らかの原因で他人に怪我をさせてしまった場合などに適用される補償です。

また、事故別に支払い保険金の最高額を見てみると、1位は「漏水」で831万円、2位は「火災」で616万円、3位は「対人」で525万円となります。

事故は誰にでも起こり得る。保険によるリスクヘッジは重要

このように当社の昨年実績からも、火災や漏水といった事故では、1回の事故で数十万、時には数百万円に及ぶ損害が発生することが分かります。また自分自身の家財だけでなく、家主や第三者への損害賠償責任を負うことも少なくありません。もし保険に加入していなければそれらをすべて自分自身で支払わなければならず大変な負担となります。事故は誰にでも起こる可能性がありますので、くれぐれも保険の加入忘れ、更新忘れにはご注意ください。

まとめ

  1. 2018年 事故件数ランキングトップ3は「破損・汚損」「漏水」「対人」
  2. 保険金の平均支払額では「火災」(92万円)がトップ
  3. 保険金の最大支払額では「漏水」(831万円)がトップ
  4. 事故の損害や賠償は数百万円に及ぶこともある。保険には加入しておこう