賃貸の火災保険は引っ越しのときに解約しない方がおトク!?

賃貸の契約の際に加入した火災保険。引っ越しの際はどうしていますか?多くの方は解約して新たな保険に加入しているようですが、実は解約しない方がおトクなんですよ。

火災保険は引っ越すたびに入り直す人が多い

賃貸の火災保険は契約時に不動産会社の店頭で加入することが多く、引っ越す度に新たに加入する方が多いようです。火災保険の契約期間は賃貸借契約に合わせて2年契約しているケースが多いため、契約期間中に引っ越す場合には、解約手続きをすることによって、残った期間の保険料(解約返戻金)が返還されます。しかし、引っ越しのバタバタで解約手続きを忘れてしまう方も多く、残りの期間の保険料を無駄に支払ってしまうケースも多いようです。

引っ越しても火災保険を持ち歩くという方法もある

火災保険は、契約期間中に引っ越しがあった場合、住所変更の手続きをすることによって、そのまま継続することもできます。これを「異動」といいますが、保険会社に連絡して簡単な書類を提出するだけでOKです。当社の賃貸入居者総合保険「ハッピーワン」では、電話やインターネットから「異動」の手続きをすることができます。賃貸から賃貸への住み替えの場合には、わざわざ解約手続きをする必要はなく、簡単な手続きをすることによって、それまでの保険を継続することができるのです。

新規加入よりも継続(異動)した方がおトクな理由

火災保険は解約することにより解約返戻金が返還される場合がありますが、一般的に全額が戻ってくるわけではなく、保険会社における事務管理費等を差し引いて算出された返還額となります。
そのため、引っ越しのたびに新しい保険に入り直すよりも、異動手続きにより、現在の保険を継続した方がおトクになるわけです。
住まいの賃貸借契約と保険契約はまったく別のものですので、うっかり損をしないように気をつけましょう。

まとめ

賃貸の火災保険は、引っ越しの際に解約手続きをすれば保険料が戻ってくる
解約した場合に戻ってくる保険料(解約返戻金)は、未経過期間相当分の金額にはならない
住所変更(異動)の手続きをすれば、現在の火災保険はそのまま継続できる
よって、引っ越すたびに新たに火災保険に入り直す必要はなく、継続した方がおトクになる