家財保険の解約はちょっと待って!解約せずに持ち運んだ方がおトクになることも

賃貸住宅の火災保険は、お引越しの際に解約されることがほとんどですが、場合によっては解約しないほうがおトクになることもあります。保険の「持ち運び」についてまとめてみました。

意外と知られていない保険の「持ち運び」とは

賃貸の家財保険は不動産会社の店頭で契約することが多く、お引越しで退去される際も不動産会社を通して手続きするため、その流れの中で同時に解約手続きをしてしまうことが多いようです。そのせいか保険の「持ち運び」についてはほとんど知られておらず、知らないうちにちょっと損をしているケースもあります。
保険は解約時に「解約返戻金」として、残りの期間に応じた保険料が戻ってくる場合があります。しかし、一般的に全額が戻ってくるわけではなく、あらかじめ定められた金額が返還額となりますので、継続して賃貸に住む場合には解約せずにそのまま継続した方がおトクになるわけです。

家財保険を持ち運ぶときの手続きとは

それでは、保険を解約せずに「持ち運ぶ」時の手続きについても知っておきましょう。
手続きとしてはとても簡単で、保険会社に連絡をして、住所変更の手続きをすることによって、そのまま継続することができます(正式には「異動」といいます)。当社の賃貸入居者総合保険「ハッピーワン」では、電話やインターネットから「異動」の手続きをすることができます(※)。わからないことがあれば保険会社に電話して聞いてみるとよいでしょう。
※インターネットからは一部お手続きいただけない内容もあります。

それでも解約したいときには

上記のように、賃貸の家財保険は引っ越しても解約することなく、簡単な手続きで継続することができます。しかし、持ち家を購入した場合など、加入中の保険そのものが必要なくなったときには忘れずに解約の手続きをしましょう。こちらも保険会社や代理店(不動産会社)に連絡して簡単な書類を提出するだけでOKです。

まとめ

  1. 賃貸の家財保険は引っ越すたびに解約して入り直す人が多い
  2. 解約返戻金は必ずしも全額が戻ってくるわけではない
  3. 賃貸への住み替えの場合は「異動」手続きをすることで、今の保険を継続できる
  4. 保険が必要なくなった場合には忘れずに解約手続きを