賃貸の火災保険って、地域や建物の構造で保険料が変わるの?

火災保険の保険料って、住んでいる地域や建物の構造によって変わると聞いた方も多いのではないでしょうか?賃貸の火災保険でも変わることがあるのでしょうか?

地域と建物構造によって保険料が変わることがある

まず、住宅向けの火災保険の中には、持ち家用の火災保険と賃貸住宅用の火災保険があります。持ち家用の火災保険については、地域や構造によって保険料が変わることがほとんどです。賃貸用でも大手保険会社が扱う商品では、地域や構造で保険料に差をつけていることがありますが、当社の賃貸入居者総合保険「ハッピーワン」をはじめ、少額短期保険では地域・構造にかかわらず保険料は一律のことが多いようです。

地域・構造でなぜ保険料が変わるの?

それではなぜ地域や構造によって保険料が変わるのでしょうか。それは、保険会社のリスクと関係しています。火災保険は火災だけでなく台風や雪などの自然災害による損害も補償しますので、災害の起こりやすい地域では、保険会社の補償リスクが大きくなります。同様に、木造よりも鉄筋コンクリート造の建物の方が一般的に火災に強いなど、建物の構造についても保険会社のリスク度合いが変わってきます。そのため、地域や建物の構造により保険料が変わってくるのです。

賃貸住宅には少額短期保険がおすすめ

構造や地域によって保険料が変わる保険に加入した場合には、引っ越しなどで条件が変わるとその都度保険料を算出し直し差額を精算しなければなりません。一方少額短期保険は地域や建物構造にかかわらず保険料が一律のことが多いので、賃貸住宅の火災保険は少額短期保険がおすすめです。しかし少額短期保険は地震保険に加入できないので、地震保険に入りたい方は一般の火災保険に加入する必要があります。

まとめ

  1. 賃貸の火災保険も地域や建物構造で保険料が変わることがある
  2. 少額短期保険は保険料が一律の場合が多い
  3. 賃貸の場合は少額短期保険がおすすめ
  4. 地震保険に入りたい場合は、少額短期保険ではなく一般の火災保険に加入する